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HyperX Cloud Flight を使用してみて

Cloud Flightが届いてから早3週間……

7月27日に手元に届いていたので、3週間が経過した。

レビューはほぼほぼファーストインプレッションに近いものだったので、正直参考になったかは微妙なところだと思う。

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実際にゲームや普段遣いをしてみて見えてきたCloud Flightの良い部分、悪い部分を紹介していきたいと思う。

 

Cloud Flightの優れた点

まずなんと言ってもCloud Flightの利点は、「煩わしさがまったくない」ことに集約される。

PCを付けて、さてゲームでもするかというときに、Cloud Flightを手に取り、電源ボタンを3秒長押し。基本的なPC環境/PS4などであればそれだけで準備完了。プレイ開始を阻害しない。

これは意外と大事で、僕みたいなアラサー男子は、ゲームプレイを始めるまでに何かしらの面倒があると途端に意欲を削がれてしまう。

また、細かいセットアップが出来る機種はその時の気分や調子の良し悪しでころころと設定を変えがちだ。これは勿論プラスに作用する場合もあるが、多くの場面で性能を活かせない。(僕は絶対やる。確実に。でもCloud Flightにはそんな機能なくて出来ない……)

そして、「ワイヤレスは思っていた以上に快適」だと言うこと。

ワイヤード式ヘッドホンしか使った事のない方も多いだろうが、僕もその一人だ。

ワイヤレスは遅延が……音質が悪そう……というのは、流石に過去の話になったのだなと、素直に感心させられた。

第一に、ケーブルがないことで頭から首周りにかけての快適感が段違いだ。本来なら真っ先に思い至る部分のはずだが、やはり遅延や音質が先行してしまってメリットの本質を見逃しがちになっていた。

僕はゲームをいざ始めると熱中してしまうタイプで、例えばレースゲームならハンドルを右に切れば頭も右に(体ごと)傾くし、FPSでリーン(傾く)が出来るゲームならそれもまた自身の体も動いてしまう。

それはもはやどうしようもない無意識で、だからこそ、ワイヤードヘッドホンがこの無意識を思いの外阻害していた事にようやく気づくことが出来た。

それだけならまだしも、ヘッドホンを付けたまま席を外すことも出来、ちょっと飲み物でも取りに行こうかなとか、ちょっとトイレ! とかの場面でも、音情報だけは得られる。

ちっとはゲームから離れる時間を作れよ、とも思わなくもないが……。

それにヘッドホン自体も軽量で、非常に快適な音環境をCloud Flight一本で解決できるのは非常に大きな評価点だ。

そして気になるだろう「遅延は一切感じられない」。まずWiFiの受信機なども小指の先ほどのUSB端子で事足りる時代で、音情報のみを処理するCloud Flightが遅延を発生させてしまうという事態は考えにくい。

勿論例外はあるだろうが、2~3年前のワイヤレスゲーミングヘッドセットですら大手メーカーから販売されている機種で目立った遅延が騒がれている機種を僕は知らない。

ゲーミングワイヤレスヘッドセットに於いて、遅延というデメリットはほぼ無いと考えても良いだろう。それはこのCloud Flightでも同じことだ。

 

Cloud Flightの劣った点

さて、勿論読者はその音質も気になるはずだ。少なくとも僕のレビューを見てくれた方は尚更だろう。(結構酷評したからね……)

結論から言えば以前述べたとおり、「良くも悪くもない」。

この値段帯にしては健闘している……とは思うが、それ以上でもそれ以下でもない。音質に過度な期待は禁物だ。

2ch的な定位はバッチリだが、それですら完成されたサラウンドシステムに対してはやはり今一歩劣ると思われる。(これに伴って手持ちのRazer Tiamat7.1を引っ張り出してきたが、やはりTiamatの方が優れていると感じ取ることが出来た。リアル7.1ch機種なので当たり前といえば当たり前ではあるのだが……)

そして環境にも依るだろうが、少なくとも僕の環境下では一定の不具合が存在する。

それは、ある程度の無音環境下で使用していると、定期的に「ブツッ……ブツッ…」とノイズが入るのだ。

このノイズの原因は現在究明中であるが、違うPCやPS4にて使用する際には発生していない。僕の環境下だけという可能性はあるのだが……。(数日使用を控えたら治った……なんだったのだろう)

また、僕の調べではマイクの音が途切れ途切れになるという報告が存在する。海外レビューやフォーラムでも時たま見かけるが、真意の程はわからない。少なくとも僕はマイクを使用していないので……。

 

CloudFlightを実際に使ってみて

8月6日以前では並行輸入で3万2千円、直接輸入でも2万円超という価格で購入できたCloudFlight。

以降は日本でも販売が開始され、2万2千円程度で購入出来るようになった本機だが、やはり2万円を越えるヘッドセットはやはり高額といって差し支えない。

競合各社の出すワイヤレスヘッドセットを一網打尽にできる商品であるかと言えば、僕の答えはNoだ。

プレイヤーが音に対して何を求めるかはそれぞれだろうと思うが、CloudFlightはそれらを平均的に満たしている。言ってしまえば不満を感じる部分は無いと言っていい。

逆に言えば、コイツはここは誰にも負けないんだ、という部分が見つけられない。

ワイヤレスに絞らなければCloudFlight以上に音を察知できるヘッドホンはあるだろう。

音に拘らなければより快適なワイヤレスヘッドセットを見つけることが出来るはずだ。

しかし、ある程度の音・快適さ兼ね備え、それらを満足の行くレベルでまとめているのは流石であると、評価したい。

 

結論

機のステータスは平均的に高い。

HyperXが送り出すワイヤレスゲーミングヘッドセットは、サウンド周りに拘りを持つプレイヤーにとっては、選択肢となりにくいと感じたものの、次の世代へ向けた一つのベンチマークともなり得る完成度ではあった。

しかし、そんな本機がヘッドセット購入の際に明確な要求がある場合に於いて、選択肢に上がるかといえば、難しい。

音の良さ、敵の音をもっと良く聞き取りたい! といった場合には、僕が本機をおすすめすることは無いだろう。

音はとりあえず良いけど、長時間着けていても楽なヘッドホンが良い、といった場合でも、僕は勧めたりはしない。

「ヘッドセットよくわかんないけど、なんかオススメ無い?予算は高めでも行けるよ。」と聞かれたときに初めて、

「じゃあCloudFlightなんてどうかな?」

そこで初めて僕はCloudFlightが、如何にニーズにマッチした素晴らしい機種であるかを説くことになるだろう。

 

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SPIS
同人サークル「CurioSity」代表の自称絵描きゲーマー。とにかく雑食。

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